基本情報技術者
ITエンジニアの基礎知識を広く確認するための国家試験。技術マップでは、各分野への入口として扱う。
概要
基本情報技術者は、ITエンジニアとして必要な基礎知識を広く扱う試験です。 技術マップでは、資格試験そのものを目的にするというより、各分野の入口を整理するためのページとして扱います。
試験範囲の大枠
基本情報は大きく見ると、次の領域を扱います。
- テクノロジ系: コンピュータ、ソフトウェア、ハードウェア、データベース、ネットワーク、セキュリティ、開発技術
- マネジメント系: プロジェクトマネジメント、サービスマネジメント、システム監査
- ストラテジ系: 経営戦略、システム戦略、企業活動、法務
エンジニアとして特に実務に接続しやすいのは、テクノロジ系です。 ただし、マネジメント系やストラテジ系も、業務システムの目的や開発現場の流れを理解する入口になります。
科目Aで見る項目
科目Aは、広い範囲の基礎知識を確認する領域です。 細かい暗記よりも、各用語がどの分野に属するかを把握することが重要です。
基礎理論
- 2進数
- 論理演算
- 集合
- 確率・統計
- アルゴリズム
- データ構造
コンピュータシステム
- CPU
- メモリ
- 補助記憶装置
- OS
- ジョブ管理
- タスク管理
- 仮想記憶
- ファイルシステム
技術要素
- ヒューマンインタフェース
- マルチメディア
- データベース
- ネットワーク
- セキュリティ
開発技術
- 要件定義
- 外部設計
- 内部設計
- テスト
- レビュー
- ソフトウェア開発モデル
- オブジェクト指向
マネジメント
- プロジェクトマネジメント
- サービスマネジメント
- システム監査
ストラテジ
- 経営戦略
- 業務分析
- システム戦略
- 企業活動
- 会計
- 法務
科目Bで見る項目
科目Bは、知識を使って考える領域です。 特に重要なのは、アルゴリズムと情報セキュリティです。
アルゴリズム・プログラミング
- 変数
- 配列
- 条件分岐
- 繰り返し
- 関数
- スタック
- キュー
- 木構造
- 探索
- 整列
- 計算量
- 擬似言語
情報セキュリティ
- 認証
- 認可
- 暗号化
- ハッシュ
- デジタル署名
- マルウェア
- 脆弱性
- アクセス制御
- ログ管理
- インシデント対応
技術マップでの使い方
基本情報の範囲は広いので、最初から全部を深掘りしようとしない方がよいです。 まずは用語を技術マップに置き、仕事・個人開発・面接で必要になったものから掘ります。
たとえば、次のようにつなげます。
- ネットワーク → TCP/IP、HTTP、DNS、TLS
- データベース → SQL、Index、Transaction、Deadlock
- セキュリティ → Cookie、Session、JWT、CSRF、XSS
- 開発技術 → レイヤードアーキテクチャ、テスト、レビュー
- アルゴリズム → 配列、探索、整列、計算量
見るときの観点
- 業務で使う技術とつながる用語はどれか
- 面接で説明できるレベルにしたい用語はどれか
- 自分の個人開発に関係する分野はどれか
- 暗記で終わらず、実装や設計に接続できるか
関連する概念
- TCP/IP
- データベース
- トランザクション
- セキュリティ
- アルゴリズム
- ソフトウェア設計
参考文献
- IPA: 基本情報技術者試験
- IPA: 基本情報技術者試験 シラバス
更新履歴
- 初版作成
- 試験範囲と科目A・科目Bの項目を追加