リーダブルコード

読みやすく、変更しやすいコードを書くための考え方。命名、関数分割、条件分岐、コメントの扱いを整理する。

作成日: 2026-07-17 / 更新日: 2026-07-17

キーワード: readable code / naming / function design / maintainability / refactoring / comment

概要

リーダブルコードは、動くだけでなく、後から読んで理解しやすいコードを書くための考え方です。

業務開発では、コードを書いた本人だけが読むわけではありません。 数か月後の自分、同じチームの開発者、保守担当者が読むことになります。 そのため、短く書くことよりも、誤解されにくく、変更しやすい形にすることが重要です。

特徴

リーダブルコードで重要になる観点は、主に次の通りです。

命名

名前は、コードを読む人にとって最初の説明になります。

例えば、dataresult だけでは、何のデータなのか分かりにくいです。 一方で、approvedPaymentcustomerSearchResult のように書くと、値の意味が伝わりやすくなります。

ただし、長ければ良いわけではありません。 重要なのは、そのスコープで必要な情報が過不足なく入っていることです。

関数分割

関数は、処理のまとまりに名前をつけるための単位でもあります。

1つの関数が、入力チェック、DB更新、通知、ログ出力、画面表示用データ作成までまとめて行うと、読む側は処理の目的を追いにくくなります。

関数を分けるときは、単に行数で分けるのではなく、責務で分けます。

入力を検証する
状態を変更する
結果を作る
外部へ通知する

このように役割を分けると、変更の影響範囲も見えやすくなります。

コメント

コメントは、コードを補足するために使います。

コードを読めば分かることをそのまま書くより、なぜその実装にしたのか、なぜ例外的な処理が必要なのかを書く方が役に立ちます。

悪い例: ユーザーIDを取得する
良い例: 退会済みユーザーも履歴照会では表示対象にするため、削除フラグを条件に含めない

コメントは、コードで表現しきれない判断の背景を書く場所です。

設計との関係

リーダブルコードは、細かい書き方の話に見えますが、設計ともつながっています。

責務が分かれていない設計では、読みやすいコードを書くのが難しくなります。 逆に、命名や関数分割を丁寧にすると、設計の歪みも見つけやすくなります。

関連する概念

参考文献

更新履歴

  • 初版作成

関連項目

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